純 愛 ド ラ マ (後編)       腹打ち太鼓    

とは言ったものの・・・いったいどうすれば・・・
んん!?そうだ!!ダイヤモンドは、ほとんど消化されずに肛門から排出されるはず!これだ!これで行こう!
そうと決まれば、早速地面に穴を掘ってウンコが出来る体制を整えなければ・・・・・うん?いや!それはまずい!
それでは、清楚な彼女の美観が損なわれてしまう!ウンコはダメだ!ウンコはまずい!!
こうなったら最後の手段だ!おもむろに携帯用ゲロ袋を取り出すと由美子ちゃんに手渡した。
「この袋は、イヤリングを吸い出す魔法の袋だよ〜さぁ、口に当てて大きく息をはいてごらん♪」
言われるがままに、ゲロ袋を口に当て、大きく息を吐き出す由美子ちゃん、そこえ、必殺の太鼓スクリューボディーアッパーを由美子ちゃんの胃袋に叩き込む!!!
「ぐえぇぇぇぇ!!げぇぇぇぇ!!!!」ゲロ袋がびちゃびちゃ音を立てる、どうやら先ほど飲んだエスカルゴのスープを吐き出したようだ。う〜んちょっとグロい展開になってしまったが、仕方がない、これも由美子ちゃんの為だ!!
ゲロ袋をはなし、腹を押さえてうずくまる由美子ちゃんを優しく抱き起こすと、再びゲロ袋を口に当てさせ・・・・・
ドスゥゥゥゥゥゥゥウ!!!!さらに胃袋をねじ上げる強烈な太鼓パンチを叩き込む!
「ぉぉぉぇぇぇぇぇ!!!!!!!」びちゃびちゃびちゃ!!!先ほどより大量のスープを吐き出したようだ、ゲロ袋が大きく跳ねた。しかしまだイヤリングを吐き出した気配はない。
むむ!しぶといイヤリングめ、この俺様に勝負を挑むとは笑止千万!!こうなったら徹底的にぃぃ・・・・・・
麻縄を取り出すと由美子ちゃんの両手を縛り上げ、さらに腹を蹴り上げた。ドス!!メリ!!ドボ!!ゴス!!
すでに、スープを全部吐き出してしまい、胃液をだらだら吐きながら、金魚の様にパクパク口を開けながら失神寸前の由美子ちゃん・・・・  すでに暴走ゲージMAXの紋次郎太鼓は、由美子ちゃんの髪を掴みあげると、膝蹴りを鳩尾にぶちかます!!
「ごほぉぉ!!!!!!!」大量の胃液と共に、赤い物体が床にポトリと落ちる。イヤリングが取れたようだ。
やったぁー由美子ちゃん!!イヤリングが取れたぞぉー!!!
内心ガックリしながら歓喜の声を上げる紋次郎太鼓・・・・・・
「うっ・・・・ありがとう・・・・うぐぅ・・・・・・」
腹を押さえながらヨロヨロ立ち上がる可愛そうな由美子ちゃん。
「ぐぅ・・・・実は私・・・・けほっ・・・・・9年前の過去から・・・・・・・うっ・・タイムスリップして・・・・おえっ・・・・きました・・・・・・」
由美子ちゃんの爆弾発言にキョトンとしながら聞いている紋次郎太鼓。
「梅雨が・・・・おぐっ・・・・終わったら・・・・むぐっ・・・・過去へ帰らなければ・・・・・・ぐはっ・・・なりません・・・・・・」
そんなぁ〜〜〜〜・・・・だいたい赤道直下の国に梅雨なんてないだろ〜〜〜〜〜〜〜由美子ちゃん、行かないでぇぇぇぇ!!!

紋次郎太鼓の願いも空しく、一滴の朝露と共に消えていく由美子ちゃん・・・・・
こうして紋次郎太鼓の、淡い純愛は幕を引いたのであった・・・


花びらの〜ように散り行く中で〜君に出会えた奇跡ぃ〜♪
チャラララララララ・・・・・花になろう〜♪
(一応、オレンジレンジの花)