頭文字D  前編      腹打ち太鼓



RV車全盛の今、スポーツカーに乗り公道レースに命を賭ける男たちの熱いドラマを繰り広げる、大人から子供まで人気のアニメ
それが頭文字Dです。
このアニメの影響でAE86のトレノ(レビン)を買っちゃった人も多いのではないでしょうか。バブル時代に流行ったS13シルビアやR32のGT−R、今も根強い人気を誇るランサーエボリューションなど国産スポーツカーによる迫力のバトルシーンや登場人物達による様々な人間模様がこの作品の魅力ではないかと思います。
そこで!このドラマに登場するある一人の男にスポットをあて、秘められた裏の顔を再現してみました。

フッ、俺の名は高橋涼介太鼓・・・・群馬エリア最速の走り屋チーム赤城レッドサンズのリーダーだ。これまで日本全国各地のコースレコードを塗り替えてきた天才公道レーサーである。
この俺が推奨する公道最速理論を持ってすれば、いかに難易度の高いコースや強敵が現れようともお茶の子サイサイなのだ!
・・・・しかしそれは世を忍ぶ仮の姿・・・・・・・
真の姿とは群馬エリア最速の腹パンチチームのリーダーなのだ!どんなに難易度の高いコース(お腹)であっても、アウト・オブ眼中である。
この俺が独自にあみだした腹パンチ最速理論によると、腹パンチの基本は、過重移動とブレーキングにある。ではそれを実践レベルでレクチャーしてみよう。
コースは、女子プロレス界No1の美少女レスラー松尾永遠ちゃん、フッさすが本職のレスラー、見事に腹筋が硬質化された高難度のスペシャルステージ、最速ハラパンチャーのこの俺にふさわしいぜ・・・・・!!
まず過重移動基本は、いかにアンダーステアーを殺しながらオーバーステアーを旨くコントロールするかにある、腹を殴った瞬間真後ろに倒れるのがアンダーステアーで、前かがみに崩れ落ちるのがオーバーステアーなのだ。ちのみに真後ろにぶっ飛んで仰向けにノビた状態、これは属に言うド・アンダーである。う〜んこれは頂けない・・・・素人ドライバーにハマり易いミスだ!
そこで、重要なのが拳が腹にめり込んだ時にコントロールする過重移動、拳をアッパー気味に突き上げながら胃袋をえぐりあげる、この時強すぎず弱すぎず、シビアなアクセルワークも要求される。さらに拳をねじ上げれば、グリップ力もアップしさらに一段上の悶絶スキール音を鳴らすことも可能だ!
では永遠ちゃんの腹で実践してみよう!!
ドズ!!!!!!「ぐ・・・・!」
フ、さすがレスラー、強烈な腹筋アドバンテージだぜ・・・・
だがここからが本番だ!
爪先立ちになりながら前かがみになり、苦しそうに呻く永遠ちゃん、「うぐ・・・ぐぐ・・」そして、さらに胃袋をねじ上げる!
ずる!うん??し・・しまった!あまりの腹筋の硬さに拳のグリップ力が失われてしまっている・・!!
だがあせりは禁物だ、こんな時のために鉛の仕込んだグローブを用意してある。拳の先に3つの鉛を仕込んだ属に言う、3ウェイタイプLSD(レディース・ストマック・めり込み・ドライバーの略)だ。
ボズ!!!!!「ゴホッ・・・ウグ!!!・・・ブハ・・!!」
強烈な悶絶スキール音を鳴らしながら胃液を吐き散らす永遠ちゃん・・・・・さらに胃袋から肝臓、そして膵臓まで一気に過重移動だ!!!
めり!・・・・ぐぼ!・・・・ぼず!・・・・・
内臓をかき回すロードノイズが響き渡る、永遠ちゃんは白目をむき、すでにオーバーヒート寸前、

フ・・・今日は腹パンチ最速理論の初級編、次回は過重移動の応用編とブレーキングについてレクチャーしよう。

と、言う訳であきずに後編へ続く